先達が市民と共に作り上げてきた長野びんずると長野灯明まつりは長野市が誇る2大祭りであり、この祭りには人々の感謝や祈りが込められ、地域社会の繋がりをより強固にする力があります。また、祭りはいつの時代もまちに笑顔と活気をもたらし、市民の活力と地域活性化の為には祭りの存在が必要不可欠です。しかしながら、コロナ禍による社会変容に伴い祭り運営において転換期を迎えており、この祭りを後世に繋いでいく為には、新たな仕組みづくりが求められています。
当室では、この2大祭りをまちのレガシーとして継承する為に、先達から受け継がれてきた遺すべき伝統と未来に向け進化を遂げるべき要素を明確にします。また、地域と繋がりを強固にしながら、持続的な運営に向け新たな仕組みを構築し、この先も安定性のある祭り運営を目指します。そして、参加するすべての人々が楽しめる祭りを創出し、まちの活性化を図り未来へと繋げます。
71年目の一歩を踏み出す今こそ革新の時と捉え、承前啓後を軸として祭りの伝承へと邁進してまいります。