魅力発見!シャキソ・クエスト in 長野 ~今後の時代を生き抜く『力』を獲得せよ~の事業紹介③
2022年度公益社団法人長野青年会議所では、社会人基礎力育成事業として長野市内の高校生をターゲットにした青少年育成事業を開催いたします。
それに先駆け、開催までの間に社会人基礎力とは何なのか、また、何故社会人基礎力育成事業に取り組む必要性があるのかなど、数回に分けて紹介していきます。
第3回目となる今回は、「何故今シャキソが必要なのか」です。
突然ですがみなさんは、
「昔は人生50年と言われていたけど、今では人生100年時代だもんね・・・」
このような言葉をどこかで耳にしたり、口にしたり、または頭をよぎったりしたことは無いでしょうか。
実は、織田信長が吟じたことで有名な人生50年の唄は、人間が感じる50年と仏様が感じる50年を比較して、人間の悩みなどちっぽけだ、という意図であって、当時の平均寿命を表した唄では無いようです。
とはいえ、現在の日本は健康寿命が世界で一番長い国となり、人生100年時代と言われるようになったことは事実です。
そんな高寿命社会の現在、なぜシャキソが必要とされているのでしょうか。
健康に長く暮らせることは世界に誇るべきことですが、一方で日本では少子化が進み、高寿命と合わさって少子高齢化という問題が発生しました。生産年齢人口(15歳~64歳の、働き手となる年齢の人の数)が減少し、2017年に7596万人だった生産年齢人口は、2035年には、なんと1102万人減の6494万人となる予測がされています。
少子高齢化によって社会負担が増すことに加え、生産人口の減少となると、
人手不足→企業競争力低下→地域産業の弱体化・空洞化→地域衰退→人手不足・・・
このような悪循環が発生し、経済の弱体化を招いてしまいます。このような状態ではせっかく長く健康でいられるのに、人生を幸福に過ごすことができません。
上記のような悪循環を防ぐための主な解決策がふたつ考えられます。ひとつは「働き手を増やすこと」、もうひとつは「一人ひとりの生産性を向上させること」
社会人基礎力はまさに後者の「一人ひとりの生産性の向上」に直接的に寄与する考え方です。
組織の中の一人ひとりが持っている強みや個性をまとめて、何倍もの生産力に変換するためにはコミュニケーション能力、積極性、実行力、想像力など、チームで働くための能力が不可欠です。
社会人基礎力はまさにこれらの力を最重要視し、社会人として必要な力を体系的に学ぶことで生産性の向上を見込むことができます。
一人ひとりの生産性が向上すれば、経済活動も活発になり、全ての世代が豊かな生活を送ることができます。
健康寿命が長くなり、働ける期間が長くなった今だからこそ、社会人基礎力を学ぶことが大切と言えます。
今回はなぜ今シャキソが必要なのか、について発信させていただきました。
ここまで行ってきたご説明でなんとなく社会人基礎力についてのイメージを掴んでいただけましたでしょうか。
次回は長野青年会議所が取り組む具体的な事業について、ご紹介いたします。
魅力発見!シャキソ・クエスト in 長野 ~今後の時代を生き抜く『力』を獲得せよ~
【開催日】
・オリエンテーション 2022年7月31日(日)10:00~15:00(受付 9:30~)
・中間報告会 2022年8月21日(日)13:00~16:00(受付12:30~)
・プレゼンコンテスト 2022年9月 3日(土)13:00~15:30(参加者集合10:30~)
【会場・開催場所】
・オリエンテーション JA長野県ビル12階会議室
・中間報告会、プレゼンコンテスト 長野市勤労者女性会館しなのきホール
【主催】
公益社団法人長野青年会議所(未来資本創造委員会)